連作の日付
甲一《臨江仙 · 與同硯燈下夜坐,侵曉方別》
幾度深宵同默坐,孤燈紅淚垂遲。
一秋心緒有誰知。
啓窗星欲墜,光落兩人衣。
不語各含無限思,而今惟道相期。
夜闌暗忘漏聲移。
慵來還指日,明日又今時。
A1 · 臨江仙の調べ · 学友と灯の下で夜を過ごし、明け方になって別れる
幾度、夜更けまで二人で黙って座ったことだろう。
ひとつきりの灯、その赤い涙がゆっくり垂れる。
ひと秋ぶんの胸のうちを、誰が知るだろう。
窓を開ける。星はいまにも落ちそうで、
その光が二人の衣に落ちる。
言葉もなく、それぞれ果てのない思いを抱え、
いまはただ、また会おうとだけ言う。
夜は更け、水時計の刻が移るのも知らない。
気だるさのなか、それでも日を決める。
明日、またこの時刻に。