屋根が裂ける
無題。第一行から仮題を取った。1年を隔てた同一詩の二稿。改稿は侵食である。
屋頂裂開
稿一 · 二〇二五年二月六日
一
屋頂裂開。裂開裏有灰。
灰裏沒有風。風走了。走不了。
門口濕了。濕得像腳尖在笑。
笑聲從牆縫滑出。縫又合上。
影子落下,落不下。
落下的影子在腳尖輕輕搖晃。
搖晃得像呼吸,不是呼吸。
桌子抽屜裏增生手指。
手指沒手。沒手的甲片數數,
數不完。
窗玻璃裂成聲。聲碎了,碎到半空。
半空裏漂浮着記憶。
記憶停住,停住像石頭沒落下。
燈亮又滅。滅又亮。反覆。
亮的地方看見腳步,但腳步沒腳。
沒腳的腳步帶來鏽。
鏽裏漫出眼睛。
眼睛踩着屋頂裂縫裏的灰,
灰又散開,散開得像你不在。
二
窗欞散架。散架裏有光。
光裏沒有影。影丟了,丟不遠。
門檻斜了。斜得像話説到一半。
半句話卡在木紋裏。木紋又生長。
灰塵起身,起不來。
起不來的灰塵在木紋裏緩緩旋轉。
旋轉得像指針,不是指針。
牆皮剝落處分泌聲音。
聲音沒嘴。沒嘴的聲音試着喊,
喊不出。
鏡框裂成路。路斷了,斷在眉間。
眉間泡着凝視。
凝視停住,停住像弦沒顫。
燭淚流下,流到半截。熄滅。
流不動的地方看見手勢,但手勢沒手。
沒手的手勢比劃。
比劃裏濺出時辰。
時辰盯着窗欞散架裏的光,
光又合攏,合攏得像我忘了問——
問什麼
稿一 · 2025年2月6日
一
屋根が裂ける。裂け目の中に灰。
灰の中に風はない。風は去った。去れない。
戸口が濡れた。つま先が笑っているみたいに濡れた。
笑い声が壁の隙間から滑り出す。隙間はまた閉じる。
影が落ちる。落ちきれない。
落ちた影は、つま先の上でかすかに揺れる。
呼吸みたいに揺れる。呼吸ではない。
机の引き出しの中で、指が増殖する。
指には手がない。手のない爪のかけらが数える、
数えきれない。
窓ガラスが裂けて音になる。音が砕け、空中まで砕ける。
空中に記憶が漂う。
記憶が止まる。石が落ちずに止まっているみたいに。
灯が点いて、消える。消えて、また点く。反復。
明るいところに足音が見える。でも足音に足はない。
足のない足音が錆を連れてくる。
錆の中から目が滲み出す。
目が屋根の裂け目の灰を踏み、
灰がまた散る。あなたがいないみたいに散る。
二
窓格子がばらける。ばらけた中に光。
光の中に影はない。影がなくなった。遠くには行かない。
敷居が傾いた。話が半分で止まったみたいに傾く。
半分の言葉が木目に詰まる。木目はまた伸びる。
埃が起き上がる。起き上がれない。
起き上がれない埃が、木目の中でゆっくり回る。
針みたいに回る。針ではない。
壁の皮が剥がれたところから、音が分泌される。
音に口はない。口のない音が叫ぼうとする、
叫べない。
鏡の枠が裂けて道になる。道は切れ、眉間で切れる。
眉間に視線が浸かっている。
視線が止まる。弦が震えず止まっているみたいに。
蝋の涙が流れる。途中まで流れる。消える。
流れないところに仕草が見える。でも仕草に手はない。
手のない仕草が、身振りをする。
身振りの中から時刻が飛び散る。
時刻が、ばらけた窓格子の光を見つめ、
光がまた閉じる。私が問い忘れたみたいに閉じる——
何を
稿二 · 二〇二六年二月十三日
一
屋頂裂開。裂開裏灰。
灰裏沒風。風走了。走不了。
門口濕了。濕得笑。
笑縫裏滑。合上。
影子落,不落。
在腳尖晃。
呼吸,不是呼吸。
抽屜增生手指。
沒手。甲片數數,
數數數。
玻璃裂成聲。聲碎。半空。
漂浮記憶。
停住,石頭沒落。
燈亮。滅。反覆。
亮的地方腳步。沒腳。
帶來鏽。
鏽裏漫出眼。
踩裂縫,
散開,你不在。
二
窗欞散架。裏頭光。
沒有影。丟了,不遠。
門檻斜了。半句話卡在木紋裏。
又生長。
身,起不來。
木紋裏旋轉。
指針,不是指針。
牆皮分泌。
聲音沒嘴。喊出半聲,嚥回去。
喉嚨找。
鏡框裂成路。斷在眉間。
泡着凝視。
停住,水沒流。
燭淚流下。半截。熄滅。
看見手勢。沒手。
比劃。
濺出時辰。
盯着散架,
光合攏,我忘了問——
問什麼
稿二 · 2026年2月13日
一
屋根が裂ける。裂け目の中、灰。
灰の中、風がない。風は去った。去れない。
戸口が濡れた。濡れて笑う。
笑い、隙間の中を滑る。閉じる。
影が落ちる、落ちない。
つま先で揺れる。
呼吸、呼吸ではない。
引き出しに指が増殖する。
手がない。爪のかけらが数える、
数える数える数える。
ガラスが裂けて音になる。音が砕ける。空中。
記憶が漂う。
止まる、石は落ちない。
灯が点く。消える。反復。
明るいところ、足音。足がない。
錆を連れてくる。
錆の中から目が滲む。
裂け目を踏む、
散る、あなたはいない。
二
窓格子がばらける。中に光。
影はない。なくなった、遠くない。
敷居が傾く。半分の言葉が木目に詰まる。
また伸びる。
身、起き上がれない。
木目の中で回る。
針、針ではない。
壁の皮が分泌する。
音に口はない。半分だけ声を出し、呑み込む。
喉が探す。
鏡の枠が裂けて道になる。眉間で切れる。
視線が浸かっている。
止まる、水は流れない。
蝋の涙が流れる。半分。消える。
仕草が見える。手がない。
身振り。
時刻が飛び散る。
ばらけたものを見つめる、
光が閉じる、私は問い忘れた——
何を