初稿
《臨江仙》
簾影幾宵長共話,露痕初濕闌干。
言猶未了息先安。
夢深渾不覺,月上夜將殘。
他日重簾垂到地,垂來一似從前。
手臨燈畔數迴旋。
明朝風或緊,窗且掩周全。
臨江仙の調べ
簾の影、幾晩も続いた長い話。
降りはじめた露が欄干を濡らす。
言葉は終わらないまま、息のほうが先に穏やかになる。
深い夢のなか、何も気づかず、
月は上がり、夜はもう終わりかける。
いつかまた、重い簾が床まで垂れ、
昔とまったく同じように垂れる。
灯のそばで、手が何度か行きつ戻りつする。
明日は風が強まるかもしれない。
いまは、窓をきちんと閉めておく。