初稿 2018.10.23 · 改稿 2026.10 《朝中措》鷦金梳作暗香英,香到鏡中停。 偶影欄前欲並,一絲朱髮先縈。 唇邊鳳語,挹來便作,銀磬微鳴。 字底分明芒刺,唇間猶護餘聲。 朝中措の調べ羽の金を梳いて、ほのかな香りの花にする。香りは鏡に届いて止まる。 欄干の前、影を伴侶に、並びたいと願う。一筋の朱い髪が先に絡まる。 唇のほとりの鳳凰の言葉。汲み取れば、銀の磬のかすかな響きとなる。 文字の底にはっきりと棘がある。唇のあいだでは、なお余韻をかばっている。 紙の版を選ぶ