初稿 2022 改稿
《滿江紅 · 望沮攔約當應是》
舊隙才縫,春風又、殷勤留客。
門欲掩、卻翻簾影,放春偷入。
瘦損腰圍衣尚窄,暗痕都向肌膚積。
算歸來、猶有舊針留,縫新隙。
燈未冷,人已易。門不閉,風偏急。
更何須揀擇,過門皆璧。
初景寒柯違業識,豐城元禮宜同席。
看收場、針腳又周全,無痕跡。
満江紅の調べ · 引き止めたくとも、こうなるとわかっている
古い裂け目を縫ったばかりなのに、春風はまた、しきりに客を引き止める。
扉は閉じようとし、かえって簾の影が翻り、春を忍び込ませる。
腰は痩せ細っても、衣はなおきつい。隠れた痕はみな肌に積もる。
帰るときには、思うに、古い針がまだ残っているだろう。新しい裂け目を縫うために。
灯はまだ冷えず、人はもう替わった。扉は閉まらず、風はひときわ急ぐ。
何を選ぶことがあろう。門をくぐる者はみな璧だ。
初めの光と寒い枝は、業識を違える。豊城と元礼こそ、同じ席に着くがよい。
終わりを見よ。針目はまたすっかり整い、跡ひとつない。